linthew’s diary

ノンフィクションとフィクション

沼というよりも

今週のお題「私の沼」


沼というよりも、完全に深みに嵌ったものは絵画


元々綺麗だと思うものが好きだったので、風景画を好んでいた


高校2年生の春にたまたま見た美術番組をきっかけに絵画の世界に引きずり込まれた。気づけば地方から見たい展覧会のために東京に行っていた


今思えば幼い頃に読んでいたスーラの絵画を紹介している絵本が、全ての始まりだったのかもしれない


スーラの点描の不思議さが、大人になった今では心地が良い


私も多くの日本人と同じで、華やかで明るい印象派の絵画が好きだ。「美術をわかっています感」を出そうと思ってルネサンス期の絵画も見たが、やはりあの生活と風景とをあの明るさ、手法で描いた印象派が、好きで仕方がない


もちろんルネサンス期の絵画にも好きな絵はある。それでもやはり最後にいいな、と感じるのはあの筆致、あの色だ

夏の始まり

気づいたらもう夏になろうとしていて、この時期になると毎年アデルのSet Fire to the Rainを思い出す


不思議としっとりとした雨の香りと、濡れる新緑と花の色


そして遠くに行った友人たちとの思い出がメロディと重なる


歌詞の意味にはそぐわないイメージも多い。けれどすっかり思い出と音が結びついてしまった


特定の時期にしつこいくらいに聴いた曲は、その時期がくると必ず思い出す。そして嬉しくなったり悲しくなったり楽しくなったりと感情が忙しい


もうすぐ東京事変の遭難を思い出す季節になり、気づいた頃には石川智晶の不完全燃焼が聴こえるようになる


そうやって、思い出から逃げられないまま歳を取っていくのかと思うと恐ろしいけれど、自分の思い出に明瞭なイメージが音楽として再生されるのは得だとも思っている